亜希の物語

台所には、手の記憶が残っている。
誰かのために料理をする時間が、
ほんの少し、自分を取り戻してくれる物語。


この連載は、新潟市で暮らす編集者・Akiさんの台所をめぐる物語です。
思春期の娘、母の記憶、不器用な夫婦の会話─
季節が巡るなか、料理を通じて“言葉にならない想い”が少しずつ交差していきます。

教室のことを知る前に、まずはこの物語に触れてみてください。
香りのように、そっと心に残ることを願って。

登場人物紹介

名前一言紹介
亜希主人公。
編集者であり、母。静かに揺れる台所の日々を生きる人。
思春期の亜紀の娘。
表情には出さないが、料理の香りに敏感な14歳。
真一亜希の夫。
口数は少ないが、日曜の散歩と白米を大切にしている。
澄子亜希の母。
厳しくも正しかった「手の記憶」の原点。
ひかり韓国家庭料理教室「waktak」主宰。
亜紀に静かな変化をもたらす人。

連載話

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全8話。毎週日曜日、21時に更新。


この物語は、「waktak cooking class」で実際に出会った時間をもとに紡がれています。

料理を学ぶだけではない、暮らしの手触りを確かめるような時間が、ここにはあります。

▷ 教室のことを知る