MENU
  • home
  • blog
  • lesson
  • Online shop
  • contact
新潟市江南区の韓国家庭料理教室|waktak cooking class(ワクタク)
  • home
  • blog
  • lesson
  • Online shop
  • contact
  • home
  • blog
  • lesson
  • Online shop
  • contact
新潟市江南区の韓国家庭料理教室|waktak cooking class(ワクタク)
  • home
  • blog
  • lesson
  • Online shop
  • contact
  1. ホーム
  2. waktakの日々
  3. 暮らしの中で見つけた味
  4. なつめ茶の時間

なつめ茶の時間

2024 9/13
目次

― 季節の風と、ひとくちの甘さ ―

風が少し冷たくなってきて、窓を開けると肌にふれる空気が心地いい午後。

そんな日には、なつめ茶を淹れたくなります。

ポコポコと湯気が立ちのぼる鍋の中、乾燥したなつめが、ゆっくりとやわらかくなっていく。

やがてほんのり赤茶色の、やさしい香りが台所に広がります。


あま〜いなつめ茶で一息

なつめ茶の味は、ただ甘いだけじゃない。

ほんのりと薬膳のような香りがして、飲み終えたあとには、体の芯がほっと緩むような余韻があります。

この日も湯のみを手に持って、窓のそばへ。

木々が揺れる音、遠くの電車の音、そんな何気ない音のなかで、あま〜いなつめ茶をひとくち。

思わずひとりで「ふぅ」と息をついてしまいます。


暮らしのなかにある、小さな儀式

お茶を飲むという行為は、ほんの数分のことなのに、どこか「暮らしを整える儀式」のようでもあります。

気持ちがざわざわした日も、
少し疲れた午後も、

なつめ茶を淹れるという手順のなかで、私の心は静かになっていくのです。

煮出す時間も、お茶が冷めるのを待つ時間も、
全部が「自分に立ち返る時間」。

あわせて読みたい
キッチンに立つ時間が、わたしの軸になる わたしが落ち着くのは台所に立っている時 家の中で、どこが一番落ち着く場所ですか?リビング?ベッドルーム?それとも、お風呂? わたしにとっては「台所」です。 まな…

韓国で教わった、なつめの知恵

なつめは、韓国では昔から薬膳茶として親しまれています。

「気を補い、心を落ち着ける」と言われ、疲れたとき、風邪のひき始め、冷えを感じる日などに、よく飲まれるそうです。

私も韓国で出会ってから、寒くなる季節には欠かさず煮出すようになりました。

甘さは、砂糖ではなく干しなつめそのものの甘み。
時間をかけて煮出すことで、やさしい味に変わっていきます。


一杯のお茶で、季節を感じる

夏の終わりと秋のはざま、この涼しい風を感じながら飲むなつめ茶は、なんだか特別なおいしさがありました。

日々はあわただしく過ぎていくけれど、こうして立ち止まる時間が、暮らしに深呼吸を与えてくれる気がします。

あわせて読みたい
「休まない先生」と呼ばれて─夫だけが知っている、料理教室の舞台裏 ─夫である僕から見た、料理教室の舞台裏 彼女は、仕事を休まない。 熱があっても、腰が痛くても、目の下にクマができていても、僕が「今日はやめて寝てなよ」と言っても…

今日も、台所に火を入れる

ほんの一杯のお茶でも、自分の手でつくると、やっぱりちがう。

火を入れて、お湯を注いで、香りを感じて。

その一連の流れのなかに、台所の静かなリズムが戻ってくるように思います。

今日もまた、なつめ茶を煮出して、
自分の中の季節を、そっと確かめてみたくなりました。

白菜キャラ

LINEで、ひかりからお届けします

週に2回、暮らしのことや
教室のことをおたよりにして
お届けしています。
LINE限定レッスンや先行予約もこちらから。

LINEで受け取る
waktakの日々 暮らしの中で見つけた味
  • 薬飯を炊きたくなる季節
  • 母から受け継いだ、我が家のキムチ|感覚でつなぐ家庭の味

関連記事

  • 僕たちは、もうすでに持っている
  • 生徒さんの声|台所から届いた、小さな気づきとあたたかい言葉たち
  • 出前の夜に囲んだ「団欒」の味を、いま台所から
  • 梅干しと記憶と、手仕事の朝に
  • 家族3人で過ごした、たった半日の記録|今しかない時間をちゃんと味わうために
  • エッセイ版|タンスユクと、夏の香り
  • 夏のししとう・甘唐辛子レシピ|蒸して和える!簡単サムジャン和えの作り方
  • 自宅で作る韓国の夏ごはん|冷麺・オイキムチ・野菜チヂミを手作りで
ひかり
waktak cooking class 講師
中国・延吉で育ち、季節の野菜と韓国の家庭料理に囲まれて育ちました。
「誰かを思って作るごはん」を大切に、日々のレッスンや発信を続けています。
LINEでお便りを受け取る
最新記事
  • 僕たちは、もうすでに持っている
  • 生徒さんの声|台所から届いた、小さな気づきとあたたかい言葉たち
  • はじめての韓国家庭ごはん体験会|スンドゥブ・チャプチェ・雑穀ごはん(8/16・新潟市)
  • 韓国料理を家で習いたいあなたへ|オンラインで始める家庭の味レッスン
  • 出前の夜に囲んだ「団欒」の味を、いま台所から
  • 特定商取引法に基づく表記
  • プライバシーポリシー
  • 利用規約・キャンセルポリシー
  • 会社概要
  • お問い合わせ
  • 季節のレッスン

© waktak

目次