料理教室のこと– category –
教える側としての日々の気づき、レッスンでのエピソード、笑いと発見が交差する料理教室の現場から。
家庭の味を伝える中で見えてくる、もうひとつの物語。
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ニンニク忘れと、やさしい始まり
「料理教室の先生って、朝からどんな風に過ごしてるんだろう?」 「準備って、どれくらい大変なんだろう?」 そんなふうに思ったことはありませんか? こんにちは。新潟市で韓国家庭料理教室「waktak cooking class」を主宰している、ひかりです。 今日は... -
レシピ通りじゃない「おいしさ」を、教えるということ
「料理って、どうして人によって味が違うんだろう?」 そんなふうに思ったこと、ありませんか? 同じレシピなのに、誰かの手でつくると、なぜかほっとする味になる── 今日は、そんな「味の不思議」と「教えること」のお話です。 計る料理と、感じる料理の... -
料理教室とは、“教える”ことじゃなかった。母とキッチンに立って気づいた、本当の学び
母とキッチンに立って気づいた、本当の学び 「料理教室って、なんのためにあるの?」 そう聞かれたら私は迷わずこう答えます。 「知恵をそっと共有する場所なんです」と。 中国から両親が5年ぶりに来日しました。 流行り病の影響で、毎日のようにビデオ通... -
キッチンに立つ時間が、わたしの軸になる
わたしが落ち着くのは台所に立っている時 家の中で、どこが一番落ち着く場所ですか?リビング?ベッドルーム?それとも、お風呂? わたしにとっては「台所」です。 まな板に包丁を当てる音、お湯がふつふつと沸く音、野菜を炒めたときの香ばしい匂い─すべ... -
“家庭料理”って、ほんとはすごいこと
台所で起きていることはただの「作業」じゃない 買い物に行って、冷蔵庫をのぞいて、今ある材料でごはんを作る。 誰かが帰ってくる時間を思い浮かべて、「今日は何を食べたいかな」と考えて。できた料理をテーブルに並べる。 それは、見た目にはただの“ル... -
料理は、母語に似ている
料理ってどうやって身につくと思いますか? 学校で習うように、ノートに書いて覚えるものでも、正解があるものでもない。 きっと私たちは、 台所から聞こえてきた包丁の音、すっと立ちのぼる湯気の匂い、誰かの背中や手の動き そんなことから、少しずつ “...
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