waktak cooking class
12月の料理教室

湯景(ゆげ) − 冬のぬくもり −
おばが冬仕事として、干したらを加工して販売していたので、我が家の食卓にもよく登場していました。
おばの家の庭には、洗濯物のように並ぶ干したら。
雪まじりの風が吹くなか、内臓をきれいに取り除いた魚が、静かに風に揺れていました。
今、わが家の軒先には、夫の好きな干し柿が並んでいます。
思えば、あの頃のおばの家は、干し柿ではなく「干したらの風景」だったのですね。

冬のあの地域は、風が強く、空気が乾燥し、雪が舞う。
だからこそ、乾物を作るには絶好の季節でした。
おばの仕事でできた干したらを母と父が買い、木槌で叩いて柔らかくして、冬大根と合わせてチゲにしてくれた日のことを、今も鮮明に覚えています。
生の鱈も冬の旬ですが、干して旨みを凝縮させたその味は、まるで家族の手間と愛情が染み込んだような、深い味わいでした。
何でも簡単に手に入る今の時代だからこそ、あの頃のように、食材を時間をかけて扱い、手の温もりを感じる一皿を大切にしたい。
そんな気持ちが、冬の台所にふとよみがえります。
今年の12月レッスンでは、そんな「冬の台所のぬくもり」をテーマにしました。
メインは、干し鱈の旨みを生かした干したらスープ。
そこには、旬の香りが広がる春菊と蓮根のチヂミと、クリスマスやお正月に備えてヤンニョムチキンをお届けします。
副菜には、
豆腐のピリ辛煮込み
カリフラワーチャプチェ
梨のキムチ
焼き芋と白菜キムチなど、冬を感じる小皿を並べる予定です。
寒さが深まる季節。
湯気の立つご飯を囲みながら、手間とぬくもりのある食卓をご一緒できたら嬉しいです。
12月の献立
干し鱈のスープ

韓国では酔い覚ましとしてよく飲まれるスープ。
干して凝縮された鱈の旨みと香りを最大限に引き出し、すっきりとした味わいに仕上げます。
お酒が好きな父のために、母が朝から用意してくれたのがこの干し鱈のスープです。
「まったくもう…、飲み過ぎなんだから!」
なんて怒りながらも、ちゃんと家族の体を心配して作られるこのスープには、優しさが滲み出ているようです。
ヤンニョムチキン

韓国では国民食と言われるくらい定番となっている、いわゆる「チキン」です。
鶏を丸ごとローストしたり、丸ごと揚げたり、韓国でチキンというと様々ですが、このフライドチキンはおそらく一番新しい「チキン」のかたち。
あえて衣を厚くして、ザクザクとした食感を楽しめます。
ヤンニョムをまとわせても、そのままチキンのままでも両方楽しめるので、家族全員が笑顔になる食卓になること間違いなしです。
春菊と蓮根のチヂミ

旬の野菜をたっぷり使って、季節ごとにチヂミをお伝えしています。
ニラチヂミに緑豆チヂミ、じゃがいもチヂミ…。
今まで数えきれないほどチヂミをお伝えしてきましたが、最近特に好きな組み合わせがこの春菊と蓮根のチヂミです。
冬の香りを、そのまま畑から食卓に持ってきたようなチヂミに仕上げます。
カリカリ、サクサク、コリコリ…。
口の中で広がる食感の違いもまた楽しい一品です。
この3品をレシピ冊子にしてメインでお伝えし、そのほかに副菜も一緒に作って食べたいと思います。
・豆腐のピリ辛にこみ
・カリフラワチャップチェ
・梨のキムチ
・焼き芋と白菜キムチ
この4品を副菜として予定しております。
日時
・12月4日(木)
・12月6日(土)
・12月11日(木)
・12月22日(月)
・12月25日(木)
↑日付をタップでご予約ページへ
時間は10:30〜14:00
※時間は前後する場合がございます。あらかじめご了承ください。
会費と持ち物について

会費とお支払いについて
7,700円(税込)
材料費・レシピ冊子込み
基本的には、ご予約の際に事前決済をお願いしております。
事前決済が難しい方は、公式LINEにてご希望日とお名前をお知らせいただき、当日の決済とさせて頂きます。
お気軽にお問い合わせください。
公式LINE ▶︎ https://lin.ee/h62TQZC
持ち物
・筆記用具
・エプロン
・手拭きタオル
・タッパーや保冷剤など持ち帰りができるもの
●アレルギーをお持ちの方や食べられるものに制限などがある方はご予約の際、その旨お書き添えください。
▼遠方のかたや、まずはお試ししたい方、過去のレシピをご覧になりたい方は、オンラインクラスがおすすめです。









