家を新築しているなんて信じられない話

今現在、自宅兼アトリエとなる住宅を新築しています。
一応11月15日には完成して引き渡しをする予定なのですが、かなり手が込んだ家となるのでどうなることか…。

僕たちが農業を始めてから結婚するまでのお話は、数話に分けてマガジンにまとめています。

↓新規就農物語
https://note.com/hikaribatakekazu/m/m8eee20583104

壮絶な30代。
それもこれも自分で選んだことなので、文句を言うとしたら自分に言うことしかできません。
この物語を要約するとすれば…

  1. 大学の同級生だった今の妻(当時は彼女でもない)とFacebookで再会し、自分の育てている洋梨を送ったところ、まんまと遊びに来た。
  2. そのままお付き合いすることになり、東京のOL生活を捨てて新潟で同棲。
  3. 同棲開始から2日後に、夫(当時は彼氏)である僕が研修旅行で外出中に電気が停まって2月の寒い新潟を1人で過ごす妻ひかり。
  4. 極貧であることにその時初めて気付き、2人で農業を頑張っていく。
  5. その後、こどもが生まれてキムチを漬けはじめる。

と言う、物語。
これは全てノンフィクション(実話)である。

電気代すら払えず電気が停まったり、1ヶ月1万円の食費で数年間生活したり…と言う暮らしを続け、その日を生きることに一生懸命だったあの頃の僕たちに、
「お前たち、そのまま頑張ってたら可愛い子どもができて家を買えるぞ!」
と教えてあげられたら、あの頃の僕たちがどんなに救われるか…。

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今作っている家は、昔ながらの和風建築です。
大きな梁に瓦屋根。
今流行りの、気密性も断熱性も劣るのでしょうが、陽の位置を計算された屋根と軒。
風をシャットアウトするのではなくて、風を通す間取りの設計。
その全てが僕たちが暮らしてきた生活そのものを物語っているようで、とても気に入って、毎日見に行っているほどです。

…と言っても、僕の意見はこの家にほぼありません。
打ち合わせには妻ひとりが設計士さん・大工さんと相談して、どんな家にするのか、どんなキッチンにしたいのかはほぼ妻が決めました。

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この家は、妻の夢そのものだからです。
僕の洋梨に釣られて(笑)新潟に来る前は、某世界的家電メーカーが未来の住宅を展示するショールームのアテンダントとして働いていた妻は、そんな家に住むことが当たり前だと疑いもしなかったOLでした。

一方僕はといえば、農業を始める頃に結婚なんて初めから諦めていて、なんなら彼女すら一生できないのかもしれないと覚悟を決めていました。

ところがどっこい、結婚一年目からキラキラした東京のOLと結婚を前提として付き合うこととなり、結婚5年目には可愛い子どもにも恵まれました。

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就農当初の僕の夢は、

「毎日本物のビールを飲みたい」

だったので、これはすでに叶えられています。(今は休肝日として週末だけ飲むことにしていますが。)

住むところなんてどうでもよくて、家族がいてビールが飲めればそれで幸せと言う僕にとって、家の間取りとか広さとかは正直どうでも良かったりします。

妻の夢なのだから妻の思い通りの家を作って欲しいと言うのが、僕の願いで、僕の仕事は働いてローンを払うことです笑

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あの頃には到底叶えられそうもなかった僕たちの家。
それが10年経った今、大工さんたちの手によって毎日毎日少しずつ積み上がっていっています。

「みんなが集まれる家にしたい」
到底家を建てられそうもない時期から、妻が語っていた夢です。

1階部分は妻が韓国料理を教えたり食べてもらうスペース。
月に何度かはキムチの販売をしたりするオープンデーを設けてお茶を飲みながらお話ができればと思っています。
こどもたちをたくさん呼んで、自分たちで作って食べてもらう「こども食堂」も開催したい。
更に、お友達家族の家に遊びに行くような感覚で宿泊できる民宿の届けも出す予定です。

子どもが生まれたとき、妻と夜な夜な語った
「息子が小学生になる前に家を建てたいね」と言う目標。
息子は今、年長さんの5歳です。

あの時、突拍子もなく言った目標がその通りになった今。
どんなに貧乏でも何者にもなっていなくても、自分の目標は口に出して言ったほうがいいですね。

言霊って本当にあるんだと思います。

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この記事を書いた人

高松利行のアバター 高松利行 取締役COO

新潟県新潟市で生まれ、大学卒業後は農協で働く。
そこで出会った農家に憧れて、自身が農家になるため農協を退職。
沖縄の伊江島で住み込みで農業を経験し、新潟に帰り、妻ひかりと新規就農。
農業をしながら、ワクタクのCOOとしてひかりを陰で支える。

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