家族の記憶– category –
母の味、父との会話、子どもの笑顔。台所の片隅に積み重なる、家族の記憶をたどるエッセイ集。
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家族の記憶
息子とわたし。
「私の大切にしていることを知ってほしい」という想いから、息子には幼少期からコツコツ、韓国に触れさせてきました。 7歳までに韓国へは4回行き、ソウルの空気を吸ってもらいました。保育園時代には送迎の間やご飯を食べる間に、韓国の童謡やアニメなどを... -
家族の記憶
母から受け継いだキムチを、子へ。
「ひかり母さんと育てるキムチ」キャラバン in 東京 東京開催が決まりました。正直に言うと、今でも少し不思議な気持ちです。 栃木から始まり、新潟へ。そして今回、東京でもこのキムチづくりをお伝えできることになりました。遠くの場所であっても、同じ... -
家族の記憶
お盆を前に、命のことを考える。
今週のアトリエには、リアトリスやアスタ、ジニアといった花を飾っています。季節の花々に囲まれながら、ふと「もうすぐお盆だな」と感じました。 そんなとき、家族3人の日記帳に書かれていた夫の言葉が目にとまりました。 大昔、ローマ時代にこんな実験が... -
家族の記憶
見た草が、花になるとき
経験の有無は、人生の豊かさにつながっていく気がします。 今週のアトリエには、リアトリスの盆花をはじめ、夫の畑のりんごの枝や、道ばたのエノコログサ(猫じゃらし)などを使って、佐藤さゆり先生が生けてくださいました。 季節や土地の旬を、花を通じ... -
家族の記憶
ゆかりを作る夏、育てられる台所
今日は、今年最後の梅しごと。息子と一緒に「ゆかり」を作りました。 「俺、ゆかり作ってみたかった」そう言った息子のひと言に、私はびっくりして、そして嬉しくなりました。 ジリジリと照りつける夏の太陽のおかげで、赤紫蘇はちょうどよく乾いていて、... -
家族の記憶
海がこわいと言っていた息子と、家族で向かった“思い出の海”
「今年の夏は、どこに行きたい?」 すると迷いもなく、「プール行きたい。だって、海こわいんだもん……」と返ってきた息子。 昨年は、何度もレジャープールに通い、波の出るプールや流れるプールではたっぷり遊んでいたけれど、肝心のウォータースライダー... -
家族の記憶
ぼくのレシピ、ママとつくる夏休み
息子の夏休みが始まりました。 1ヶ月まるまる家にいるのは、正直とても長い。でも、自由気ままに生きる彼と過ごせるこの1ヶ月は、もしかしたら人生で数えるほどしかない希少な時間なのかもしれません。きっと、気づいた時にはもう、どこか遠くへ行ってし... -
家族の記憶
僕は、その小さなおにぎりに、勝てない。
その日はなぜか朝5時前に、息子がひとりで着替えを済ませてリビングにやってきた。 いつもは僕や妻に起こされて、メガネをはずしたのび太くんみたいな目で、ぼーっとしたまま夢と現実を行ったり来たりしている彼が、なぜかその日だけはシャキッと起きて、... -
家族の記憶
僕たちは、もうすでに持っている
先日から、気楽にやっている家族の交換日記。その中に、笑顔の奥に隠れていた妻の本当の言葉が書かれていた。 「集客がなかなかうまくいかなくて、ママは落ち込んでいます」 今日はどんなことが書いてあるのかな…と気軽に見た僕はちょっとドキッとしてしま... -
家族の記憶
出前の夜に囲んだ「団欒」の味を、いま台所から
「オモニ、私たちって家族で中国にいる時にチャンポン食べたことありますか?」 そう聞いたとき、母は即答でした。「ないよ。外食なんかしなかったからね」 その一言で、私の記憶がふっとソウルの夜に飛びました。 私が初めて“ちゃんぽん”を食べたのは、ソ...










