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韓国料理の基本野菜と使い方ガイド|長ねぎ、にら、玉ねぎ、大根の役割とは?
韓国料理に欠かせない「野菜」というベース 韓国料理というと、調味料や発酵食品のイメージが強いかもしれません。 でも、もうひとつの柱—それが「野菜」です。 特に家庭料理では、調味料よりも「どんな野菜をどう扱うか」が味の決め手になることも少なく... -
鉄釜のごはんと母の背中
ごはんの匂いで目が覚めた朝 父は朝起きたら必ず窓を全開にしていました。 せっかく布団が暖かいのに、外から入ってくるその寒さがいつも嫌で、まだ寝ていたいのにと布団の中でしばらく丸まる。 そんな朝、まだ目が覚めきらないうちに台所から聞こえる「シ... -
平壌冷麺の静けさに、わたしを重ねる午後
涼やかな午後に寄り添うひと皿の静けさ 冷たい麺に澄んだスープをそっと注いだとき。その静けさに、胸の奥がすっと整っていくような気がすることがあります。 平壌冷麺は、にぎやかさとは無縁の料理です。 スープも、具材も、語りすぎない。けれど、そっと... -
キッチンに立つ時間が、わたしの軸になる
わたしが落ち着くのは台所に立っている時 家の中で、どこが一番落ち着く場所ですか?リビング?ベッドルーム?それとも、お風呂? わたしにとっては「台所」です。 まな板に包丁を当てる音、お湯がふつふつと沸く音、野菜を炒めたときの香ばしい匂い─すべ... -
ひと口の冷麺に、あの夏がよみがえる
こどもの頃、家族で食べた外食の記憶。 今でもふと蘇ること、ありませんか? 冷麺は「外食のごちそう」だった 延吉の行列ができる冷麺屋さん 私の故郷・延吉には、いつも人でにぎわう冷麺屋さんがありました。 2階建てで、日本の小学校くらいの広さがあっ... -
夏になると、オイキムチの香りがしてくる
きゅうりの香りが、夏の始まりを教えてくれる スーパーに初物のきゅうりが並びはじめると、「そろそろオイキムチを仕込もうかな」と思うようになります。 きゅうりを切ったときの、青くさくてみずみずしい匂い。 そこに、にんにく、にら、唐辛子などをあわ... -
韓国の“常備菜”は、家族をつなぐ準備
冷蔵庫に並ぶ小皿は、思いやりの記録 韓国の家庭料理には、小さなおかずがいくつも並びます。 それは「たくさん作る」のではなく、「少しずつ作って、少しずつ残す」文化。 キムチ、ナムル、炒め物……冷蔵庫の中にびんやタッパーがいくつもあって、今日の食... -
“家庭料理”って、ほんとはすごいこと
台所で起きていることはただの「作業」じゃない 買い物に行って、冷蔵庫をのぞいて、今ある材料でごはんを作る。 誰かが帰ってくる時間を思い浮かべて、「今日は何を食べたいかな」と考えて。できた料理をテーブルに並べる。 それは、見た目にはただの“ル... -
香りは記憶に一番近い調味料
火を入れた瞬間に、思い出が立ち上がる 強火で熱した鍋に、ごま油を落とした瞬間。ぱちっと音がしてふわっと香りが立ちのぼる。 目の前にあるのは、ただの野菜かもしれない。 でもその香りは、子どものころの食卓や台所に立つ母の背中、「早く座りなさい」... -
キムチは保存食ではなく、家庭の手紙だった
あなたにとってキムチとはどんな存在ですか? 食卓の定番、発酵食品、季節の味。 どれも正解だけれど、私にとってキムチは、母から届く“言葉のいらない手紙”のようなものでした。 寒くなる季節に、そっと心を温めてくれるその味を、今日はひとつの思い出と...