梅しごとの午後、ばあちゃんの手元を思い出す

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体が「梅」を欲する季節に

熱くなったかと思えば、しとしと雨が続く。
梅雨のジメジメは、体の中の水分も多くなり、
ちょっと気だるくもあり、心が少し敏感になる季節です。
そんな時、不思議と、体が“梅”を欲していることに気づきます。

酸っぱくて、柔らかな毛が生えたあの小さな実。
畑で大きくなる姿を眺めているだけで、心がほどけるようです。

「魔法みたい」と思った、初めての梅干し

日本に来て初めて口にした梅干しは、衝撃でした。
「こんなにしょっぱくて、酸っぱいものを食べるの…?」
最初は戸惑いしかありませんでした。

夫と一緒に農業を始め、自分たちで育てた梅を最初に夫が梅干しにした時、こんなに美味しい梅干しがあるのかと、また衝撃を受けました。

歯が必要ないくらいに実が柔らかく、しょっぱくて酸っぱい中にも果実の味がしっかりとする梅干し。

その味には理由があると知ってから、だんだんとその存在が身近なものに変わっていきました。
食中毒や感染症を防ぐための知恵として、昔の人が丁寧に漬けてきた保存食。
今では私も、自分の手で梅干しを漬けて、子どもにも食べさせています。

一人では始めにくい「梅しごと」をご一緒に

梅干しも、梅シロップも、あると安心で、ないとなんだか物足りない。
特に韓国料理では、梅シロップを使うことがよくあります。

そんな心強い保存食ですが、「一人ではなかなか始めにくい」という声をよく聞きます。
昔、おばあちゃんが漬けてくれた記憶があるけど、今は買うばかりになってしまった。
そんな方の背中をそっと押せたらと思い、今年はいつもと違ったプレミアム特別レッスンを開催することにしました。

藤五郎梅を贅沢に使った梅干しと梅シロップ作り

このレッスンでは、自農園で育てた無農薬の藤五郎梅を贅沢に使います。
木の上で完熟させた実だけを、一粒一粒ていねいに収穫しました。
香りの豊かさ、果肉のやわらかさを、ぜひ五感で味わっていただきたいと思っています。

仕込むのは以下の2つ:

  • 梅シロップ 2kg分(甜菜糖1kg+氷砂糖1kg)
  • 梅干し 2kg分(赤紫蘇シロップ付き)

梅シロップで漬けたあとの梅は、ジャムにするのもおすすめです。
一緒に仕込む喜びや香りの記憶が、きっと瓶を開けるたびに思い出されるはずです。

体に沁みる韓国家庭料理とともに

レッスンの後には、季節の野菜料理とチョングッジャンチゲをご用意します。
静かに発酵の香りが漂うこのスープもまた、身体の芯にしみわたるような滋味深さ。
一緒に梅を漬けた仲間と、季節の台所を囲む時間を、楽しんでいただけたら嬉しいです。

レッスン詳細

【日程】2025年6月21日(土)・22日(日)・23日(月)

【時間】10:30〜14:30

【定員】各回限定4名

【場所】waktak FOOD ATELIER(新潟市)※お申し込み後に住所をお知らせします

【参加費】10,000円(税込)
 ※現金・クレジットカード・電子決済 各種対応

【持ち物】エプロン、布巾またはタオル、持ち帰り用の容器など

※レッスン後は、その回ごとにLINEグループを作り、経過を情報共有したいと思っています。

梅を漬けるという行為は、単なる保存食づくりを超えて、
台所の風景や手の記憶、香りまでも一緒に閉じ込めるような行為かもしれません。

誰かの暮らしの中に、
今年もまた“梅の記憶”が生まれることを願って。

梅しごと特別レッスンのお申し込み

下記のお申込みフォームに必要事項をご記入の上、送信ボタンを押してください。
登録していただいたメールアドレスにお申込み完了メールが届きます。
もし届かない場合は、LINEにてご連絡ください。

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