
春から初夏にかけて出回る「春キャベツ」や「美咲キャベツ」。
この時期のやわらかく甘みのあるキャベツは、実はキムチにぴったりの食材です。
この記事では、母との日常の会話から思い出された「キャベツキムチ」の記憶とともに、キャベツキムチの簡単な作り方や味わい、魅力についてご紹介します。
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母との通話と、キャベツキムチの記憶

「ヨボセヨ〜、アンニョン〜」と始まる母との電話。
ある日、母はこう言いました。
「今日はキャベツキムチを漬けたよ」
その一言で、私の記憶が一気に初夏に飛びました。
春から初夏、白菜やきゅうりがまだ出回らない時期に、母がよくキャベツのキムチを漬けてくれていたことを思い出したのです。
キャベツの柔らかさとシャキシャキの食感。
ヤンニョムを塗って即席で和えた、あのサラダのようなキムチ。
「あぁ、あれ、好きだったな」
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今が旬の「美咲キャベツ」で作ってみる
そんなタイミングで、直売所に並んだ旬の美咲キャベツ。
新鮮でみずみずしく、甘さも感じられるやわらかい葉は、キムチにぴったり。
「食べたい」
その欲が、ふと湧き上がってきたのです。
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韓国ドラマでも登場する「キャベツキムチ」
最近観た韓国ドラマ『隠し味はロマンス』でも、主人公がこんなセリフを口にしていました。
「おばあちゃんが作ったキャベツキムチが好きだった」
その言葉に、思わず重ねてしまいました。
「私も、母が作ったキャベツキムチが好きだったな」
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キャベツキムチの簡単な作り方(即席風)

キャベツキムチは、とても手軽に作れる副菜です。
材料の目安
- キャベツ(やわらかい春キャベツ・美咲キャベツがおすすめ)
- 塩
- ヤンニョム(ワクタクの手作りまたは既製品)
- 小ねぎ
作り方
- キャベツを食べやすい大きさに切る
- 軽く塩を振り、しんなりするまで置く(15分〜30分)
- 水気を流し、ヤンニョンと和える
- 小ねぎを細く刻んで加える(彩りと風味アップ)
- 冷蔵庫でなじませて完成(30分〜数時間)
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キャベツキムチの魅力

- 水分が出にくく、日持ちする
- ほんのり甘くてやさしい味わい
- サラダ感覚で食べられ、冷蔵庫にあると便利
- 火を使わずに作れるので、暑い時期にも最適
キムチ=白菜や大根というイメージを持っている方にも、「キャベツで作る即席キムチ」はぜひ試していただきたいレパートリーです。
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ヤンニョムがあれば、もっと簡単に

キャベツキムチの味の決め手は、なんといってもヤンニョム。
これさえあれば、切って混ぜるだけで、立派な副菜になります。
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最後に|季節のキムチで、暮らしにやさしい彩りを
旬の野菜と、手の感覚で和えるキムチ。
それは、手軽だけれども、どこか懐かしくて、深い味わいを持っています。
「今日はキャベツキムチを漬けたよ」
そんな母の一言に背中を押されて、今日もまた、台所に立つ。
暮らしの中で、ふと誰かを思い出せる味。
キャベツキムチは、そんな存在かもしれません。
ぜひ、季節のひと皿として楽しんでみてください。
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