
家庭で本格的な韓国料理を作ってみたい──
そんな方に向けて、6月のアトリエレッスン『夏膳(かぜん)』では、韓国の夏を彩る冷麺・オイキムチ・野菜チヂミを、無添加・家庭向けのレシピでお伝えしました。
遠方から横浜よりお越しいただいた生徒さんをはじめ、ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。
本記事では、実際のレッスン内容を振り返りながら、自宅でも再現できる韓国家庭料理の魅力やポイントをご紹介します。
無添加・シンプルな「冷麺」を家庭で作るという挑戦

韓国料理の中でも特に人気が高い「冷麺」ですが、市販のものは添加物が多く、スープの味や香りも人工的になりがちです。
『夏膳』レッスンでは、
- 化学調味料を使わない
- 牛肉のうま味を生かす
- 凍沈(水キムチ)を活用したさっぱりとした仕上がり
をテーマに、スープ作りから手がけました。
冷麺づくりには、油の処理や麺選び、下準備の工程が多くありますが、幼少期に食べた“あの味”を自分の手で作ってみたいという気持ちが原動力になり、何度も試作を重ねて、納得の味に仕上げることができました。

生徒さんからは、
「冷麺って自宅でも作れるんですね!」
という声が多く寄せられました。
「夏に食べたい冷たい韓国料理」として、ぜひ家庭でも挑戦してみてほしい一品です。
旬のきゅうりで楽しむ「オイキムチ」|夏の韓国副菜

オイキムチ(きゅうりのキムチ)は、韓国の食卓で夏に欠かせない定番の副菜です。
今回のレッスンでは、
- きゅうりを薄塩で下漬け
- ヤンニョムを手作りで調合
- 丁寧に塗って挟む手作業
を通して、手作りキムチの楽しさを味わっていただきました。
「売っているものと全然違って美味しいと、娘家族にも大好評でした」
という感想もあり、家庭の味としてのキムチが、「贈りたくなる味」にもなることを再確認できました。
「オイキムチ 自宅で作る方法」や「韓国のきゅうりキムチ レシピ」と検索して
このページに辿り着いた方も、ぜひ“塩漬けのやさしさ”と“ヤンニョムの香り”を体験してみてください。
▶︎オイキムチについてはこちらの記事で詳しく書いています。

野菜のチヂミは水を入れず、野菜だけでふんわり焼く

チヂミといえば、粉を水で溶いて作るイメージがあるかもしれません。
でも今回のレッスンでは、
- 季節の野菜の水分だけで
- 粉をつなぎに最小限使用し
- 外はカリッと、中はふんわりと仕上げました。
春菊やズッキーニなど、畑や直売所で出会った旬の野菜を活かす一皿として、とても好評でした。
畑と台所をつなぐ、韓国家庭料理のある暮らし

料理教室では、メインの3品に加えて、その日その日の野菜を見て、即興で作る副菜もお出ししています。
それは、畑の土の香りと、台所の熱気がつながっている感覚でもあります。
「韓国料理」というと、専門的・難しいと思われがちですが、家庭で再現できるようにアレンジし、“やさしい味”“日常の延長にある手づくり”をお届けしているのが、waktak cooking class のスタイルです。
7月のレッスンについて

・7月は【養生】をテーマにしたサムゲタンと副菜のレッスン(対面)
・オンラインでは毎月最終土曜にライブ配信
・冷麺やオイキムチは、サブスク講座でもアーカイブ視聴が可能です
▶ 対面レッスン: https://waktak.jp/july-lesson-samgyetang/
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▶ オンラインレッスン: https://waktak.jp/online-cooking-class/あわせて読みたい 韓国料理をオンラインで学ぶなら|家庭の味が届く「waktak cooking class」サブスク型レッスンとは? 画面越しに料理の音と香りが伝わるって、信じますか? 常備菜レッスンでお伝えしたおかず 「誰かのために作るごはん」を学べる場所を、私たちは新潟の伝統工法で建てら…
最後に:家庭で韓国料理を楽しむために

- 「韓国料理を家で作ってみたい」
- 「自家製キムチや副菜を増やしたい」
- 「冷麺やチヂミを自分の手で作ってみたい」
そう思っている方にとって、このレッスン記事が何かのヒントになれば嬉しいです。
そして、ひとつひとつの料理が、誰かのために作られることで、より深く美味しくなる──
そんな韓国の家庭料理の魅力を、これからも丁寧に伝えていきたいと思います。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。