
今日も晴ればれ。
すがすがしい春風に気分も爽快になります。
去年、鉢植えしたエゴマのこぼれ種からまた新たに命の循環が始まりました。
わざわざ種を買って、育苗ポットに種まきをしたのに、私が種を蒔いたものよりも、自然に出てきた芽のほうがなぜか元気。
温かい天気と日差しでみるみる双葉を出し、そして本葉が2枚。
すくすくと成長している姿は本当にかわいく、心が解けます。
新潟にきて、こんなにも長く畑と親しんでいるけど、飽きたことは一度もなく、感謝の気持ちが増すばかり。
もちろん、うまくいかずに寂しい気持ちにもなることがありますが。
それでも最後にはいつも、実った植物には感謝をするばかり。
スモークツリーが植っている鉢にびっしりと出てきたエゴマの芽たち。
このまま大きくなれば狭くてかわいそうだし、もうさすがに植え替えないと思い、夫に
「一緒に植えに行きません?」
と誘ってみる。
十数年前までは自分で苗をうまく植える自信がなくて、苗植えは必ず一緒に植えてほしいと、夫の作業を止めてまで、強引に畑に引っ張ってきたことを思い出します。
その度に、優しい夫は自分の仕事の時間を割いて付き合ってくれました。
私の作業の応援をするのも、新潟にきた私が一緒に農家をしてくれたことの感謝の気持ちもあったのだそうです。
今、私自身が苗植えが少しだけ上達し、
「一人でもやりとげたい」
「一人でもできる」
という自分自身を信じる気持ちが強くなっているので、一人でもできる…のですが、今回もなんとなくエゴマの植え替えをするのに夫を誘ってみます。
あくまで「ともに【時間】や【こと】を共有する」ことで、もう一度あの頃の夫の優しさに触れてみたくなったのです。
「いいよ。どうせ軽トラ車検で仕事できないし。」
と、夫から返事が返ってくる。
めちゃくちゃうれしい。
私が買い物をしている間に、夫が鉢からエゴマの苗を取って段ボール箱に入れておいてくれ、その苗箱とハサミとハンドスコップをもって、二人で肩をならべて畑までの道を歩き始めました。
温かい日差しがぽかぽかと気持ちよく、少し心がドキドキしている私がいて、気恥ずかしくなってしまいました。
「デートしている、私。」
そんな気分(笑)
歩いて5分。
畑についたら、二人で小さな苗をつぎつぎと植え始める。
「かわいいね。」
「ハウスの中にもまだなえあるよね。」
「いっぱいあるね。」
「今年こそ、ちゃんと漬けて生徒さんに喜んでもらいたい。」
「ほら見て、まだ本葉も出てない赤ちゃんいるよ、こういうのもちゃんと大きくなるよね。」

そんな会話をしながらあっという間に移植は終わり、たっぷり水かけて終了。
また二人で肩をならべて家までの道をまたゆっくり歩きます。
束の間の私のデートはが終了。
楽しかった。
今日のできことで、私はまた夫に恋をし始めた気がして、心がうきうきしながら夫と息子の夜ご飯を作るため、キッチンに向かうのです。
こうして植えたエゴマが夏に青々と茂る頃、また新しいレシピが生まれる予感がしています。
今年のエゴマ料理は、いつもより少しだけ「ときめき」が隠し味になるかもしれません。
そんな季節の喜びを詰め込んだレッスンを、これからもお届けしていきたいと思っています。
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