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新潟市江南区の韓国家庭料理教室|waktak cooking class(ワクタク)
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誰も来なかったらどうしよう─それでも準備をする朝

2025 5/22

朝、障子を開けると、空はどんよりとした灰色だった。
風も少し冷たくて、こういう日はどうしても、気持ちも重たくなる。

スマホを手にとって、LINEの登録者数を確認して、インスタのリーチをチェックして、それからカレンダーを見る。
来週のレッスンは、まだ埋まっていない。

「誰も来なかったらどうしよう」

最近ふとした瞬間にそんな考えが頭をよぎる。


目次

本当はいつも、こわい

料理教室を始めて、何年も経つ。

ずっと満席だったわけじゃないし、手探りだった日々もたくさんある。
それでも、少しずつ通ってくれる方が増えて、リピーターさんも増えて、応援の言葉ももらえるようになった。

でも不思議なことに“怖さ”は今の方が大きい。

あの頃は、ただがむしゃらだった。
今も、メニューによっては満席にならない月がほとんどで、まだがむしゃらに走り続けている。

Instagramの投稿が伸びない日、ブログのアクセスが落ちた日、LINEに返信が来ない日。
「やっぱり私、向いてないのかな」と思うことがある。

たぶん、誰にも見えないところで、たくさんの人がこういう気持ちと戦ってるんだと思う。


それでも、準備はしてしまう

そういう日でも、私はキッチンに立つ。

何も予定がない日でも、買い物リストを書いて、材料を揃えて、試作を始める。
誰かが来るかわからないのに、テーブルを綺麗に拭いて、花を摘んできて生けてみる。

「誰も来ないかもしれないけど、来てくれたときにちゃんと迎えられるようにしておきたい」
それだけが、準備を続ける理由だ。


思い出す“たった一人”の参加者

思い出す日がある。

料理教室を始めたばかりの頃。

少しずつInstagramのフォロワーが伸びてきて、料理教室にも人が入るようになってきた。

もっとたくさんの方にレッスンを受けてもらいたいと思い、オンラインレッスンに挑戦することにした。

そのオンラインレッスンの参加者は、前日までゼロだった。

正直、心が折れかけていた。

「もうやめようかな」って、夜中に泣きながら冷蔵庫を整理した。

でも、その日の深夜、1件の申し込みが入った。
いつも私のライブ配信にコメントをくれる常連さんだった。

たった一人の生徒さんと向かい合って、料理をした。

設備の関係で、オンラインレッスンは一度やめたが、その人は今でも忘れない。

「たった一人」でも、誰かの人生の一日にちゃんと関われる。
そう思ったら、料理を作る意味がまた見えてきた。

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数じゃなくて、届き方の話

集客の数字を見るのは、しんどい。

「申し込みゼロ」に意味があるなんて、なかなか思えない。

だけど最近は少しだけ考え方が変わってきた。

“届いてない”んじゃなくて、“届く人が限られている”だけかもしれない。

今はまだ気づいていない誰かが、明日ふと、私の料理に出会ってくれるかもしれない。

その日まで、ちゃんと準備をしておきたい。

だから私は今日も台所に立ち、毎日自分の想いを発信し続けている。

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最後に、読んでくれたあなたへ

正直な話、今もときどき…いや、常に「誰も来なかったらどうしよう」って思っている。

だけど、それでも私は台所に立つ。

そして今日もまた、にんにくを刻んで、ごま油を熱して、チヂミの焼け具合を確かめる。

料理は、誰かのために用意するもの。
でも同時に、自分の心を整える行為でもあると思う。

もしこの記事を読んで、少しでも「わかるな」と思ってくれたなら、
あなたと一緒にテーブルを囲める日が来たら、とても嬉しいです。

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ひかり
waktak cooking class 講師
中国・延吉で育ち、季節の野菜と韓国の家庭料理に囲まれて育ちました。
「誰かを思って作るごはん」を大切に、日々のレッスンや発信を続けています。
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