餃子で包みニケーション!

今夜の息子のリクエストは、餃子!

時間がある時は皮から作る本格的な餃子を作るのですが、仕事をして息子のサッカーの送り迎え…となるとなかなか餃子を一から作る時間がないのが現実です。
そんな時はやっぱりスーパーに頼るんです。

我が家が好んで使っているのが、「大判」と書かれた通常よりも厚くて大きいもの。
大体20枚入りのやつを使っています。
このほうがもちもち感があっていいんですよね。

そして具はシンプルに豚ひき肉・白菜・ニラ・長ネギ・生姜。
ポイントは、その具にびっくりするくらいの油を入れること。

妻の母、僕からしたら義母が最初に餃子を作ってくれた時は衝撃でした。
その作る量もさることながら(1度に200個くらいは作ります)、具に油をこれでもかってくらい入れるんです。
たぶん今これを読んでいるあなたが想像している10倍は入れます。
ほんとなんです笑

でもそうして作られた餃子はパサパサ感はなくジューシーで美味しいんです。
騙されたと思ってやってみてください。
あなたの想像の10倍ですからね。

そして、餃子作りは家族のコミュニケーションの一つとなります。

僕が妻と結婚をしようと思い、義理の両親に挨拶に行った時のことです。
ひとしきりの挨拶が終わり、言葉が通じないという、お互いの気まずさを紛らわすために僕と妻は一旦外へ参鶏湯を食べに行きました。

そこでビールや焼酎と一緒に参鶏湯を食べて、市場をぐるりと回って再度両親の家に帰ると、義父は何やらゼーゼー言いながら白い物体をこねており、義母は材料を細かく切っているところ。

餃子を作っていたんですね。

外から帰ってきた僕たちも、義両親があうんの呼吸で作り上げる餃子の皮に具を乗せて包むという作業を永遠と手伝いました。

その時は必死に餃子を包んでいた僕ですが、その餃子を包む手先の器用さを評価されて義両親との距離がうんと近づいたのです。

あの時の包みニケーション(餃子の皮包みコミュニケーション)がなかったら、僕たちはもしかしたら結婚のお許しが出ていなかったかもしれないというくらい、包みニケーション前・包みニケーション後の距離感が違っていました。

というわけで、我が家でも餃子はみんなで作ります。

形はいびつで、ひだもまだ作れないけど、息子もだんだんと餃子を包むことができるようになってきました。

この餃子は、親から子へ、子から孫へ…というバトンタッチがすんなりできる料理ですね。

妻の実家である中国では水餃子が基本ですが、我が家では日本流の焼き餃子がお気に入り。

というよりも、やはり水餃子は手作りの皮が美味しくて、市販の皮は焼き餃子が美味しいのでそうやって使い分けています。

中国と日本のいいとこ取りのこの餃子は、なんとも我が家らしい餃子です。

それでもやっぱり息子には、現地でやってもやっても終わらない餃子作りの末に食べる水餃子を味わってもらいたいな。

▼昔ながらの手仕事を大切にした、キムチや梅干しなどを販売しています。

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この記事を書いた人

高松利行のアバター 高松利行 取締役COO

新潟県新潟市で生まれ、大学卒業後は農協で働く。
そこで出会った農家に憧れて、自身が農家になるため農協を退職。
沖縄の伊江島で住み込みで農業を経験し、新潟に帰り、妻ひかりと新規就農。
農業をしながら、ワクタクのCOOとしてひかりを陰で支える。

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